木の年輪

みなさんこんにちは。
暖かくなってきましたね!
植物たちが一斉に成長しはじめる季節です。

今回は、木の「年輪」をご紹介します。
みなさんは、「年輪」を見たことがあるでしょうか?

これが年輪です。

スギの木<自然の科学 2階>

なんだか、お菓子のバウムクーヘンのようですね!(美味しそう…)

写真のように、断面を滑らかにしないといけないため、自然の森ではなかなか見ることができないものなのです。

「年輪」とは、木の断面に見られる同心円状の模様です。別名「成長輪」と言います。
その名の通り、この円は、1年に1つずつ増えていきます。円の数を数えると、その木の年齢がわかってしまうのです…!

では、どうして年輪ができるのでしょうか?
木は1年を通して成長しますが、季節によって成長スピードが違います。


成長が盛んな時期(春~夏)→白っぽくなる
あまり成長しない時期(秋~冬)→黒っぽくなる
この2つを交互に繰り返すため、円の模様ができあがるのです!

このスギの年齢を知りたい…!と思ったため
実際に数えてみました!


…細かすぎて目が痛くなってしまったため,泣く泣く断念…(涙)

この年輪ですが、実は木の化石の断面にも見られます。

珪化木<自然の科学 2階>

木の化石「珪化木」も<自然の科学 2階>にありますので、合わせてご覧ください。

みなさんも,年輪を数えてみませんか?
スギの木の隣に、ブナの木の年輪もあります!
ぜひ、挑戦お待ちしております!

…数えられたら,こっそり私にも教えてくださいね(^^*)

インタープリター  にこやか個装

モクレンはコンパス!?

3月の「科学館で紙しばい」のテーマは春の始まりだったのですが、その紙芝居の中に「コブシ」という木の話が出てきたので、少し調べてみました。すると、図鑑には私にとって驚きの一文が!「つぼみは北を向く」とあったのです。なぜ?と思い、更に調べてみました。

その理由は、「開花に向けてつぼみがふくらんでいく時に、より日差しを受ける南側が先にふくらみ、それによりつぼみの先端が北を向いてしまう」ということでした。

このように、自然の光条件下で葉やつぼみが南北の方向に出る植物を『方向指標植物』というそうです。早春の山に入る人にとってコブシは、方位磁石の代わりになってくれる木なんだとか。

確かめたい!と思い、館の花木園へ出ました。花木園にコブシはありませんが、コブシはモクレン科の植物で、モクレンも同じ特徴があるとのこと。モクレンのつぼみを観察してみました。

3月2日 観察初日。まだモクレンのつぼみは固く小さく、なんとなく北を向いているものが多いかな…くらいでしょうか。

3月28日 3月は数日おきに観察をしましたが、この日になっても状況は変わらず…でした。

4月5日 つぼみはだいぶ膨らんできました。左右対称ではなく、曲がっているものも多くみられますが、みんなきれいに北を向いているとは言えませんね…。

ということで、このコラムをアップするまでに、館のモクレンで現象をはっきりと確かめることは残念ながらできなかったのですが、フリーの写真にその様子がありました。

つぼみというよりは咲きかけですが、先が曲がっているのが分かりますよね。

館ではモクレンの木のすぐ東側に建物があり、特に春先は朝の日当たりがあまりよくないので、その影響もあるかもしれません。引き続き観察してみますので、皆さんもこの時期、良かったらモクレンのつぼみを探してみてくださいね。

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