冬の風物詩

皆さんの身近にハクチョウはいますか?

寒くなるとハクチョウの姿を見かけるようになります。ハクチョウの飛来する地域では当たり前のことですが、飛来する場所でしか見られない冬の風物詩です。

私は幼い頃、この季節になると、瓢湖(阿賀野市水原)にハクチョウを見に行きました。おじさんがハクチョウ…いや、カモの大群に餌をあげる光景は、今でも印象に強く残っています。

瓢湖で餌を与えてる様子(2017年)

でも、私の見慣れているハクチョウの姿は田んぼにいるハクチョウです。いつも田んぼで何かを食べるようなしぐさをしています。

ハクチョウは田んぼで何をしているのでしょうか。
田んぼにいるハクチョウは、稲の穂(秋の稲刈り後に生えたもの)や落ちている稲の実などを探して食べているのです。米の国 新潟では田んぼが沢山あるから、餌はたっぷりですね。


近付いて行くと、じわじわと逃げられるので、なかなか近距離での観察は難しいですが、ぜひ観察してみてください。

ちなみに、水辺では水草や水の中にいる昆虫などを食べます。ハクチョウの特徴でもある長い首を上手に使って餌を捕ります。水辺で観察していると、お尻しか見えないかわいらしい姿が見られますよ。

ハクチョウのかわいいらしい姿

科学館の近くの鳥屋野潟にもハクチョウは飛来します。科学館の自然の科学3階 鳥屋野潟の野鳥の望遠カメラでも朝一番や夕方、雪がたくさん降っている天気が良くない日などは、見ることが出来ます!といっても、運が良ければですが…。残念ながらカメラの位置がハクチョウの沢山いる方向ではないのです。

ハクチョウ以外にも、沢山の冬鳥を見ることが出来ます!ぜひ探してみて下さいね!

インタープリター 長谷川

【ハクチョウをもう少し詳しく知りたい人に読んでほしい絵本】
・くらべてみよう!どうぶつの赤ちゃん20 ハクチョウ/ポプラ社
・ハクチョウのくびはどうしてながい/石部久/大日本図書