職場体験レポート(2021年11月)

先日、曽野木中学校2年生の3名の生徒さんが、職場体験に来てくれました。

職場体験ということで、バックヤードや開館前の展示物チェックを見学・体験していただいたのですが、普段立ち入ることができない場所やお客様のいない展示場にとても興味を持ってくれたようです。生徒さん同士が気になることや発見したことを話し合い、楽しそうに体験している様子を見ていると、一緒にいるスタッフも明るい気持ちになっていました。

今回も職場体験の一環として、3人それぞれに自分が気に入った展示を皆さんに伝える展示紹介を考えていただきましたので、ここでご紹介します。


(以下、原文ママ)

「130歳のオルゴール」(不思議な広場:ディスクオルゴール)皆さんは、自然科学館にオルゴールがあることを知っていますか?
そのオルゴールは約130年前にドイツで作られました。すごいですよね!本名は、ディスクオルゴールです。このお年寄りのオルゴール、実はまだ、自然科学館で働いているんです!少し、キーキー鳴りますが、バリバリの現役です!スタッフの方に頼むと、曲を流してくれます!
こういったオルゴール、昔はレストランや駅などに置かれていて、みんなを楽しませていたようです。なんか、ジュークボックスみたいですね!
簡単に使い方を説明します!まず、ぜんまいを回します。次に、コインを入れます。すると、コインの重さで動きます。スターホイール(上から見ると星のようだからその名前になったそう…)が回り、くし歯がはじかれて音が鳴るしくみだそうです。ディスクを外して別の曲を聞くことも、できます。あと、スピーカーなどは無いのに、とてもキレイな音を響かせています。
とてもステキなディスクオルゴール、ぜひ、一度聞いてみては。きっとあなたも、このオルゴールのとりこになるはず♡

「サカナ♪サカナ♪サカナ~♪」(自然の科学3階:大水槽)
自然科学館には、8種類のお魚たちがいます。ホトケドジョウ・シマドジョウのドジョウたちは、下の岩にかくれているので、かくれんぼ感覚で見つけてみてください。
メダカとスジエビはミニ水槽に入っています。スジエビは3㎝くらいしかなく体が透明で、水草などにかくれてしまうと見つけられないため、皆さんに観察してもらいやすいように分けているそうです。
他にもタモロコ・ギンブナ・タイリクバラタナゴがいます。ちなみに、タイリクバラタナゴは、目が赤い方がオスで、がらがシンプルなのがメスです。他にも、水そうの台の所にある説明も読んでください。
魚が好きな方はもちろん、あまり興味がない方も、自然科学館に来た時に、少し、水そうの所で、立ち止まってみてください。ぜひ魚以外も、ゆっくり見てください。そしたらあなたも、自然科学館のとりこに。

「世代交代をしてから」(1階:プラネタリウム)

「星が見たい」皆さんはそう思った時、どうしていますか。夜空を見ても街の灯りが明るくて光に弱い星は見えないですよね。そんな時は!新潟県立自然科学館のプラネタリウムをオススメします。自然科学館の近くを通りかかった時、ドーム状の大きいものが飛び出ていますよね。その中でプラネタリウムを見ることができます。ちなみに、ドームは太陽をイメージしているそうですよ。意識して見てみてくださいね。

今言った太陽みたいなドームの前には、以前使用していた投映機がおいてあります。その投映機は世代交代をしましたが、まだ動きます。それを動かすのはあなたです!お客さんでもどなたでもさわって動かせるようになっています。何かレトロな感じがしてとてもかっこいいです。ぜひ、自然科学館に来た時には動かしてみてくださいね。
世代交代をしたという事は、新人くんがいるという事ですよね。とは言え、世代交代をしたのも今から10年前、2011年の事です。もう、新人くんではありません。ベテランさんです。

そのベテラン投映機さんは、高精細な星々とともに全天88星座、約1,000万個の光の点で再現した天の川を映し出すことができます。すごいですよね。私もプラネタリウムを見た時はびっくりしました。皆さんもそのびっくりを味わってみてくださいね。
新潟県立自然科学館のプラネタリウムでは、1回1回のスケジュールの間をあけ、消毒をきちんとし、皆さんに安心して楽しんでいただけるよう、心がけているそうです。新型ウイルスが流行っている中ですが、皆さん安心して楽しんでください!


生徒さんたちは、展示物のキャプションを読み込んだり、スタッフに質問したりとても熱心に取り組んでいました。音が鳴るしくみや魚の性別の見分け方、投映機の性能から安全対策まで紹介してくれました。

皆さんもご来館の際はぜひベテラン投映機の映し出す星々やディスクオルゴールの音色もお楽しみください。魚たちとともにお待ちしております。

(事務局スタッフ)