このマッチ棒パズル 解けますか?

みなさんは「マッチ棒パズル(クイズ)」を知っていますか?これは決められた本数の棒を取ったり、足したり、移動させたりして数式や図形を完成させるパズルです。

そのマッチ棒パズルのイベントが今月の初め、ボランティアイベント「脳トレに挑戦!棒クイズ」として当館で行われました。

イベントで出された計6問のクイズは大人でもなかなか解けず、挑戦されているみなさん、棒をあちらこちらに置いてみたり、腕を組んで悩んだりと、とても真剣!実は答えが描かれた紙も手元にあったのですが、みなさんその誘惑に耐え、イベント終了時も答えを見ないように紙を折って持ち帰るほどの真剣さだったんです。

では、その参加者を虜にしたクイズの1つをご紹介しましょう。みなさんも、ぜひチャレンジしてみてください!


まずは、同じ長さの16本の棒を下の図のように置きます。

それでは、このうち2本を動かして、4つの正方形を作ってください(16本すべての棒を使います)』。

いかがですか?解けましたか?

このクイズは、どうやら有名なもののようです。インターネットで「マッチ棒パズル 正方形」などと検索すると、たくさん出てきました。また、4年前、アメリカにある2つの科学館に遊びに行ったのですが、そのどちらの館にも展示されていたんです。

イベントでは参加者14人の内2、3人が10分ほどで解け、私も4年前、時間をかけてなんとか解くことができました。しかし、このクイズ、これだけではなく実は応用編(?)もあるんです。アメリカで行った科学館の片方にあったのですが、インターネットで検索しても、まだ出てきたことがないので、珍しいもののようです。

では、その応用編にみなさんも挑戦してみませんか?

まずは16本の棒を上の図のように置き直します。今度は、このうち2本を動かして、6個の正方形を作ってください(16本すべての棒を使います)

さて、みなさんは解けたでしょうか?

スタートは同じ形なのに、1問目より難しく感じませんか?

私は1問目が解けたので気楽に始めてみたところ、まったく歯が立たず、科学館の閉館間際まで粘ってしまいました。そして、時々思い出して挑戦するのですが、残念ながら何のひらめきもなく、ずっと謎のままだったんです。今回も、イベントをきっかけに思い出し、久しぶりに挑戦するぞ!と意気込んだのですが・・・イベントの先生だったボランティアの方に紹介したところ、あっという間に解かれてしまいました・・・。さすが先生!

マッチ棒パズルは棒ではなくても、同じ長さの細長いものがあれば、手軽に遊べ、インターネットで検索すればクイズもたくさん出てきます。1人でも、もちろんですが、図形なら小さなお子さんでも挑戦できるものも多いので、大勢でも楽しむことができます。やってみると、みなさんもマッチ棒パズルの魅力にハマるかもしれませんよ。今回ご紹介したクイズもまだ挑戦していない方は、ぜひ挑戦してみてください!

さて、みなさんは解けますか?

事務局 T