夜の海で青く光る「ウミホタル」 

夏の暑さも和らぎ、秋らしい風を感じられるようになってきましたね!
今回は7月の「実験!観察!ウミホタルを光らせよう!」で実施したウミホタルの実験を紹介します。

ウミホタルは「ホタル」という名前がついていますが、昆虫の仲間ではありません。エビやカニ、ミジンコなどの甲殻類の仲間です!下の写真のような姿をしています。

出典:http://umiho.net

「海」に生息していて、「ホタル」のように光るので「ウミホタル」と呼ばれています。ウミホタルが見られる場所として、新潟県では佐渡の海岸が有名です!

実験には乾燥したウミホタルを使います。

1)まず乾燥ウミホタルをすり潰します。

2)薬包紙の真ん中に筆を使って、ウミホタルをのせます。

3)こぼさないように、すり潰したウミホタルを試験管に移します。

4)最後にウミホタルが入った試験管に水を入れると…青く光ります!

この実験ではウミホタルが分泌する発光物質「ウミホタルルシフェリン」と酵素「ウミホタルルシフェラーゼ」が反応することで青い光を放ちます。

昆虫のホタルは主にオスとメスのコミュニケーションのために光りますが、ウミホタルは敵に狙われた時の威嚇のために光ると言われています。生き物によって光る理由が違っていて、不思議ですよね!

秋の生き物たちが姿を見せ始めています。天気の良い日に散歩をしていると、さまざまな生き物たち出会えるかもしれません。ぜひ、生き物の「ふしぎ」を探してみてください!

 

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