こんにちは!アテンダントスタッフのポン酢です!
わたしが所属するアテンダントという部署は、主にお客様へのご案内やチケット販売を行っています。そのため、毎日展示場を見ているわけではありません。たまに展示場へ行くと新たな発見があって、科学ってやっぱり興味深いなと思わされます。
ある日展示場を巡回していると、自然の科学2階にあるトキの剥製が目につきました。トキの剥製は、まるで生きているみたいにリアルで、細い脚の先まで細かく作られているな~・・・

剥製ってそもそも何だろう、どうやって作っているんだろう。
気になったので調べてみました。
はく-せい【剥製】 動物(主に鳥・獣)の皮を剥ぎ、内臓・肉を除き、中に綿などをつめて縫い合わせ、防腐法を施して、生きている形に擬して作ること。また、そのもの。 <出典>新村出編(2018),広辞苑(第七版),岩波書店,p2329
なるほど、本物の動物を使って作っているからこんなにリアルなのですね。
国立科学博物館、通称“かはく(科博)”の「大地を駆ける生命」という展示の画像を見て、圧倒されました。たくさんの種類の剥製が同じ方向を向いて展示されている様子がかっこよくて、これは見ないと気が済まない!熱量そのままに新幹線のチケットを取って、上野に向かいました。

来たぞ“かはく”ー!
ずっと気になっていたのですが機会がなくなかなか行けなかったので、建物の脇にそびえたつ巨大なクジラの模型を見て大興奮しました。
この中にたくさんの剥製があると思うとわくわくします!大地を駆ける生命はたしか地球館の3階・・・


これだ・・・!かっこよすぎる!!
画像でもすごいと思いましたが、実物は数とサイズに少し怖いとも感じるほどの迫力です。目が合うと背筋が伸びます。照明の薄暗さも相まって、今にも動き出しそうなリアルさと不気味さを感じました。生息地ごとに配置されていたり、キャプションや動画もあり、科学について学べるのはもちろん、芸術の街上野らしいアートな一面も感じられるすばらしい展示でした。
当館でも様々な動物の剥製を展示しています。わたしは自然の科学2階のブナ林にある「ジオラマ劇場 アカネズミとブナの森のなかまたち」がお気に入りなのですが、そこに登場するアカネズミのラッキーも剥製です。とても小さいですが、近付いて観察してみてください。
わたしが剥製に興味を持つきっかけとなったトキの剥製もありますので、皆さんぜひ当館に剥製の魅力を感じに来てくださいね!


