展示のみかた ~「キャプション」のはなし~

みなさまこんにちは、いかがお過ごしでしょうか、企画担当Kです。先日Kは休日を利用して新潟市美術館へ行ってきました。芸術の秋ですしね。…いや、実際は季節問わず行っているのですが。

Kはいろんな博物館・科学館・美術館などへ出掛けるのが好きなのですが、美術館へ行くといつも気にしてしまうことがあります。それは、『キャプション』の位置。絵画などの展示の横にある、アレです。作品名や作者、その絵の解説が書かれている、そんなに大きくないアレです。床面からどのくらいの高さにあるのか?展示物との距離は?展示物の右にある?それとも左?…こんなことが気になるのは職業病なのでしょうか(笑)。でも、これ、実は見る人のことを考えて設定されていたりするんです。

展示をつくるとき、つくる側は「どんな人が見てくれるのか?」を考えています。例えば当館の場合、小さなお子さんが多そうな展示のときは位置をいつもより低めに設定します。床面から何cmの高さ?目線の高さがどのくらいになると良いかな?…そんなことを考えながらつくっています。

このような展示計画をどこで学ぶのかというと、大学などで行われている博物館学芸員資格を取得できる課程や、博物館実習(館園実習)で学びます。当館でも毎年博物館実習を行っていて、今年も学芸員資格取得を予定している大学生が野鳥写真の展示に取り組んでくれました。


どこにキャプションを設置すれば読みやすいか?写真はどのくらいの高さが良いだろうか?一生懸命考えて準備してくれていました。11月までは実習生がつくった展示になっています。自然の科学3階にある『鳥屋野潟の野鳥の四季』、ぜひご覧ください。

たった1個の展示キャプションでも、実はそこに展示をつくっている人の意図が込められていたりします。ですので、ぜひ美術館や博物館へお出かけされた際はその内容だけでなく、位置なども気にして見てみてくださいね。

企画K