「秋は紅葉がきれいだな・・・」
「なんで赤くなるんだろうな・・・」
今回は、秋になると葉っぱが赤くなる理由を説明します。
紅葉シーズンですし・・・気になりますよね!
秋になると葉っぱが赤くなる理由
赤くなる葉っぱでは、こんなことがおこっています。
①緑色が消えて、かくれていた黄色が出てくる。
②赤色がつくられる。
なにやら色んなことがおこっているようですが・・・
くわしく見てみましょう!
(少しむずかしいので、わからないことは調べたり、先生に聞いたりしてみてくださいね♪)
①緑色が消えて、かくれていた黄色が出てくる。
葉っぱは、緑色の「クロロフィル」がたくさんあって緑色に見えています。
しかし、秋になると緑色のクロロフィルが分解されて減ってしまいます。
そうすると、緑色にかくされていた黄色の「カロチノイド」が見えてきます。
②赤色がつくられる。
秋になると、葉っぱと枝の間に「離層」というシャッターのようなものができます。
そうすると、離層にさえぎられて、葉っぱにあるいろいろな物質は葉っぱにたまったままになります。
その葉っぱにたまったままの物質のひとつ、「糖質」から赤色の「アントシアン」がつくられます。
①、②がおこって、緑色の葉っぱが赤くなる
緑色のクロロフィルが分解されて、減って、
黄色のカロチノイドが見えてきて、それと同時に
赤色のアントシアンがつくられて、
緑色の葉っぱが赤くなるんですね!
なにげなく見ている紅葉にも、こんなサイエンスがひそんでいるんですね。
・・・おもしろい!!うん、神秘!!!
紅葉シーズン到来です。
私もさっそく山で堪能してまいりました。
月山(山形県)の紅葉です!キレイです!!
みなさんも、クロロフィルやカロチノイド、アントシアンに思いをはせながらキレイな紅葉を楽しんでください♪
(インタープリター S)
参考文献
山と渓谷社「拾って楽しむ 紅葉と落ち葉」