先月、新潟で第15回国際放散虫研究集会が開催されました。この学会に参加した際、お土産に面白いものをいただきました。
それがこちらです。
![Palaeospiculum arcussimileのストラップ](https://sciencemuseum.jp/cp-bin/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6993-s-300x214.jpg)
これは銀職人・横山隼さんが制作したシルバーアクセサリーです。ストラップの先についている銀細工は「Palaeospiculum arcussimile」というカンブリア紀の放散虫です。放散虫はガラス質の殻をもつ微生物で、カンブリア紀(約5億年前)から現在までの海に生息しています。
放散虫は顕微鏡を使わなければ見ることはできません。しかし、日本の職人の技術によって生み出されたこの銀細工は、放散虫の造形美を肉眼で見ることができます。この他に、さまざまな時代の放散虫やニッポニテス(アンモナイト)、当館に展示してあるプラナリアなど、魅力的な作品を制作されています。
![ニッポニテスのストラップ](https://sciencemuseum.jp/cp-bin/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/IMG_6994-s-300x223.jpg)
![プラナリアのしおり](https://sciencemuseum.jp/cp-bin/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/IMG_7004-s-コピー-300x233.jpg)
横山隼さんの作品はwebでも見る事ができますので、興味を持たれた方はぜひご覧になってください。
学芸・田村