みなさんこんにちは。にこやか個装です。
夏。
生活のリズムの変化や室内外の気温の差が大きく
何かと体調を崩しがちな季節ですね。
私も寒暖差が苦手で,風邪を引いてしまうことがしばしば…。
そこで今回は,「風邪」についてお話ししようと思います。
症状が出てから治まるまでのプロセスを簡単に説明すると…
風邪は,体内に侵入してきたウイルスによって引き起こされます。
身体の中に入ったウイルスは,まず,宿主となる細胞の中に侵入します。
この時ウイルスは,自身が栄養分やホルモンであるかのように擬態しているのですんなりと細胞の中に入れてしまいます。
細胞内に侵入したウイルスは,細胞の中の成分を利用して,大量に増殖します。
そして,細胞の中の増えたウイルスは,ついに宿主の細胞の膜を破り
体内に解き放たれ,新たな細胞を見つけ,次々と感染していくのです
想像するだけでもぞっとしますね…!
しかし!!我々人間の身体も,黙ってウイルスの増殖を許すわけではありません。
白血球等の免疫細胞がウイルスを駆逐したり
くしゃみや咳でウイルスを体外に出そうとしたり
発熱等で身体を防衛したりします。
こうして,身体の中のウイルスが減ってくると
風邪の症状が治まっていきます。
熱やくしゃみといった不快な症状は,身体の防衛反応だったのですね。
(もちろん,ウイルスが直接症状を引き起こす場合もあるので,注意が必要です。)
ウイルスは,ありとあらゆるところから,身体の中に侵入してきます。
手洗い等をして,ウイルスの侵入をなるべく防ぎましょう。
また,免疫細胞が十分に働けるように
バランスの良い食事や十分な睡眠をとり
普段から身体の調子を整えておくことも大切です。
そして,万が一,風邪を引いてしまったら
安静にして,薬を有効に使用し
ウイルスと戦う身体を労わってあげましょう!
それでは,皆様,体調にお気をつけてお過ごしください!
インタープリター・にこやか個装
≪参考≫
◆「入門ビジュアルサイエンス ウイルスと感染のしくみ」
著 / 生田 哲 出版 / 日本実業出版社 初版 / 1996年9月30日
◆「入門ビジュアルサイエンス からだと免疫のしくみ」
著 / 上野川 修一 出版 / 日本実業出版社 初版 / 1996年1月10日
◆「ウイルス」
著 / 児玉 浩憲 出版 / ナツメ社 初版 / 1998年7月10日