みなさま明けましておめでとうございます。学芸員Kです。
今年も新潟県立自然科学館をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、みなさま、年末は大掃除などされたでしょうか。
学芸員Kももれなく、せっかく年末だし…
と机周りを片付けていたら、目に留まったものが。
これ。以前某企業の方から頂いた『おにぎり宇宙食』。
宇宙食とは、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士が食べるもの。頂いたのはパッケージが某ネコキャラのものだったので、もったいなくて食べずにとっておいたのですが、そろそろ賞味期限が迫っている…。
というわけで、お昼ごはんに食べてみることにしました。
1)お湯を入れます。
2)袋を閉めて、よく振る。…あつっ!熱湯だから熱い!!
3)15分待つ。…待っている間観察していると、だんだん水分が減っていくのが分かります。
4)できました、おにぎり。
ん、おにぎりです。
ちょっとお湯入れすぎたかも…でも美味しい。日本食最高。
JAXA認証のご飯もの宇宙食はお赤飯やおこわもあるようです。
宇宙食というとパサパサと乾燥している、いわゆる“フリーズドライ食品”というイメージが強い方も多いかもしれませんが、ところがどっこい。近年は技術が進んで緑茶・ラーメンといった、水を加えて作るものもあるのです。
初期の宇宙食なんて汁ものはチューブ状容器に入っていたんですよ…。
その頃の宇宙飛行士の方々が今の宇宙食を知ったらきっと「うらやましい!」と思うのではないでしょうか。
そして、今回Kがいただいた『おにぎり宇宙食』。
水でも作れるとのことで、待ち時間は60分とお湯よりだいぶ長く待つことにはなりますが、水で作れるということは=(イコール)災害時の非常食としても利用可能!ということですよね。
身の回りのものと宇宙開発技術がつながっている、そんな製品は探せばもっとあるのかもしれません。
宇宙食を食べてみたい!という方、当館のミュージアムショップでも何種類も取り扱っていますので、ぜひお試しください♪
そして、2020年度の県内ものづくり技術展示コーナー『ニイガタ テクノ キューブ』
第5期のテーマは「航空・宇宙産業の発展を支える技術・製品」です。(現在募集しております!)
関連製品をつくっていらっしゃる企業の皆様、ご協力をお願いいたします!(詳しくはこちら)
今年3月までは第4期「スポーツを支えるものづくり」3社の製品・技術を引き続き紹介していますので、みなさん、こちらもお見逃しなく。
ではまた (^-^)ノ
学芸員K