さて、今回は「指」に注目してみたいと思います。
そのきっかけをくれたのが、
4月3日の科学館日記に登場した「アカハライモリ」です。
とうとう我が家でも飼い始めました。
水槽を覗くと隠れ家から「そろりそろり…」(誰かのモノマネではありませんよ!)とやってきます。
そしてゆっくり水中から顔を出し、空気を吸ったらすぐに隠れ家へ。
同じ両生類のカエルは苦手ですが、アカハライモリはとてもかわいいです。
そんなアカハライモリの前肢の指は4本しかありません。
みなさん、ご存知でしたか?
では、後肢は?
5本です。
現生の両生類の指は基本的に前肢4本、後肢5本です。
ちなみに、デボン紀後期(3億6000万年前)に生きていた
イクチオステガの後肢には7本の指があったそうです。
(残念ながらガイドウォールの絵では確認できません…)
では、科学館にいる他の生き物たちはどうでしょうか?
まずはこちら。
ナウマンゾウの骨格標本は私たちと同じで
前肢5本、後肢5本、哺乳類は基本的には5本指です。
ツキノワグマもモグラも前肢・後肢共に5本です。
では、アカネズミはどうでしょう?
答えは、前肢4本・後肢5本です。
世界的に有名なあのネズミのキャラクターも4本指です!
展示場には他にウサギやカモシカ、タヌキ等のほ乳類がいますが、指の数はそれぞれ違っています。
では、ほ乳類以外の生き物、恐竜や鳥はどうでしょう?
答えはぜひご自分の目で確かめてください。
「指」に注目して展示を見るのも意外と面白いですよ。
(普及 J2)
※令和2年5月1日現在、臨時休館中のため展示場をご覧いただくことはできません。
再開館したら是非見に来てくださいね。