8月も終わりましたが、台風の影響で新潟はまだまだ暑い日が続いていますね。今日は先日のイベントでも観察した微生物について紹介したいと思います。
まずは動画で、その微生物をご覧ください。
どのような微生物かお分かりいただけたでしょうか。1つ目のお化けのような形に見えるこの微生物は「ミジンコ」でした。
ミジンコは節足動物の仲間で、池や湖などに生息します。顕微鏡では、2本の触覚や2種類の眼、ドクドク動く心臓、2枚の殻などを観察することができます。
また、中には背中に卵や子供をかかえたミジンコもいます。
ミジンコは一般的にメスのみで子孫を増やします。しかし、環境などが悪くなると、オスが出現し、耐久卵をつくります。耐久卵は環境が悪いと孵化しなく、良くなると孵化する不思議なしくみをもっています。
ミジンコは微生物の中では大きく、目で見ることもできます。池や湖の水をすくう機会があったら、是非探してみてください。
1リットルビーカーで飼育しているミジンコ
(〇で囲った微生物がミジンコ)
学芸スタッフ・田村