皆さん、こんにちは。夏バテしていませんか?私は暑さが苦手ですが、水辺の生きものを見ているとなんだか涼しい気持ちになれます。今回は我が家のメダカ水槽での発見を紹介します。
我が家ではメダカを主に屋外で飼育しています。
そのため、敵に狙われることもあります。その対策として、我が家では敵の気配を感じた時だけ網をしていますが、なんと去年はその網が利用されていました。
ある朝、網に羽化した後のトンボの姿を発見したんです!
羽化したトンボの姿を見て興奮しましたが、きっと知らぬ間にメダカはヤゴに食べられ、食物連鎖が起きていたんでしょうね。
(余談ですが、写真を見て「あれ?」と思った方いませんか?シオカラトンボといえば、白っぽい色が特徴ですが、実はあの色は成熟した雄だけに見られる色なのです。雌や未熟な雄は写真のような黄色っぽい色をしてるんですよ。)
そして、今年は、去年確認したシオカラトンボのヤゴとは全く違う姿のヤゴを発見!!
アオモンイトトンボのヤゴ(推測)
シオカラトンボのヤゴとは明らかに形も大きさも違うヤゴ。水槽からアオモンイトトンボらしきトンボが飛び立つ姿を確認したので、おそらくそのヤゴで間違いないかと思います。
今年はミジンコもいる水槽で発見したので、ヤゴの大きさから考えると、ミジンコを食べていたのかもしれません。ちなみに、意外にもミジンコは大きくて、赤ちゃんメダカと同じくらいの大きさのものもいるんですよ。
赤ちゃんメダカと大きさを比べてみてね!
今年も我が家のメダカ水槽では食物連鎖が起きていたようですが、ヤゴがいったい何を食べているのか、今後観察してみたいです。
まだまだメダカの季節は続きますが、涼しくなるまでにまだ何か発見がありそうな気がします。何か発見があれば、また紹介します。
皆さんの身近な所や科学館の屋外展示場でも、何か発見があるかもしれません!ぜひ、じっくり観察してみて下さいね!
インタープリター 長谷川
◆過去のメダカに関するコラムもあわせてご覧ください。
⇒「メダカの季節」(2019/4/19掲載)
⇒「メダカの季節 ―赤ちゃん誕生―」(2019/9/20)