あけましておめでとうございます。
今年は『寅年』ということで、昨年に引き続き当館に展示している「トラ」という言葉が入る生物を紹介しましょう。
当館の展示エリアには多数の生物が展示されていますが、「トラ」という言葉が入る生物は「ウミトラノオ」の1種類しかいません。(こちらも昨年に引き続き、おそらく漏れはないかと思われます...)
「ウミトラノオ」は、自然の科学2Fにある「磯の生物」という展示で見ることができます。この展示は新潟県佐渡市の達者(たっしゃ)の磯を再現しており、磯で見られる生物の生息環境を知ることができます。
自然の科学2階 磯の生物
そもそも「ウミトラノオ」とは、褐藻(かっそう)という海藻の仲間で、コンブやワカメ、ヒジキのように黒っぽい色をしています。トラと関係があるのはその形で、トラの尾のように見えることから「ウミトラノオ」と呼ばれているようです。
(個人的にはあまり似ているようには感じませんが...ちなみに、オカトラノオという陸生植物も存在します。)
「ウミトラノオ」の他にも、鳥屋野潟周辺に生息するフクロウの仲間「トラフズク」のように、今年の干支「トラ」という言葉が入る生物はまだまだ存在するので、この機会に探してみてはいかがでしょうか。
企画グループ 田村
■昨年のコラム 「ウシ」のつく生物