あけましておめでとうございます。
今年は『うさぎ年』ということで、一昨年と昨年に引き続き、干支「ウサギ」のつく当館の展示物を紹介しようと思ったのですが、「トウホクノウサギ」と「サドノウサギ」の剥製しか見当たらず、展示場をウロウロしていたところ……ある展示物が目に入りました。
それがこちらです!
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これは「月球儀」という展示で、自然の科学2階の宇宙のコーナーにあります。この月球儀では、月面着陸の位置や、普段は見られない月の裏側を知ることができます。
では、ウサギと月に何の関係があるのかというと………もう説明の必要もないかと思いますが、日本では古くから月の模様を「ウサギが杵と臼で餅つきをしている姿」として親しんできました。
当館の月球儀では、月の模様は再現されていないため、当館で撮影した月の写真で模様を見ていきましょう。
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ウサギが杵と臼で餅つきをしている姿に見えるでしょうか?
黒っぽく見える部分は「海」と呼ばれ、玄武岩質の岩石でできており、この部分が月の模様になります。ちなみに、白い部分は「高地」と呼ばれ、斜長岩質の岩石でできています。
是非、うさぎ年の間に月の模様をじっくり見てみてはいかがでしょうか。
今年で3回目の年男・企画グループの田村でした。