今度、子供の運動会が体育館で行われるということで、室内シューズを買うために久しぶりにスポーツ店へ行きました。私は20数年前にスポーツ店でアルバイトをしており、また15年くらい前まではそれなりのレベルでスポーツをしていたため、当時は様々な情報を集めて最新のシューズを使ってきましたが、スポーツから離れて大分経つので、当時売られていたものとどのような違いがあるか、店員さんに話を聞きながらゆっくり色々なシューズを見てみました。
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わかりやすく昔と大きく変わっていたのは、陸上の長距離用シューズ(ハイスピードモデル)のソールが厚底になっていたことと、バスケットボールシューズにハイカットがなく、ローカットが多数見られたことです。(情報としては知っていましたが、実物を見るのは初めてでした)
昔の陸上のハイスピードモデルと言えば、とにかく軽く、薄くて柔らかいソールというのが一般的でしたが、数年前から厚底シューズが大きくシェアを伸ばしており、テレビで見るレベルの大会になると大半のランナーが厚底シューズを履いています。ソールにカーボンプレートが挟まれており、その反発力を推進力に変えて走ることができるのがメリットのようですが、しっかりトレーニングして走り方を変えないとケガをしてしまう可能性もあるそうです。
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また、20年以上前、私の記憶ではバスケットボールシューズにローカットモデルはなく、これも比較的最近のトレンドなのではないでしょうか。当時は足首の捻挫防止のために、ハイカットなどで足首を固定するのが一般的でした。それがどうやら今ではハイカットは膝などのケガを誘発する可能性があるとされ、今はもうほとんど売られていないようです。
たしかにハイカットを履いていても捻挫は多かったですし、サポーターを付けるとシューズがちゃんと履けなくなっていました。ケガの防止という観点なら足首にサポーターやテーピングをつけて、ローカットシューズを履くほうがケガの恐れは少なそうですね。
また、バスケ自体がスピーディになり、より機動力が求められるようになったことも要因の一つのようです。
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昔の部活では「水を飲むな」などといったことが当たり前に行われてきましたが、現代では積極的に水分補給をするのが当たり前になっています。科学の進歩とともに昔の常識が現代の非常識になることも多くありますので、情報のアンテナを常に張り続けないと取り残されてしまうなと感じた出来事でした。
そんなことを考えながら最新のシューズはいいなぁと見ていましたが、買ったのは激安のワゴンセールのシューズでした。
事業課 I
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