羅漢坊さん

今年の夏も佐渡島旅行にいってきました!「祝!世界文化遺産登録決定」ということもあり、どこもかしこも観光客でいっぱいでその反響の大きさに驚きました。 

そんな中、私のお決まり黄金コースは<ちょ~穴場スポット海水浴>→<ウミホタル観察&星空観望>→<陶芸窯巡り>なのですが、この夏は新たなおもしろ発見をしたので、皆さんにご紹介したいと思います。

それはコチラ……

指の先くらいのサイズ

これは羅漢坊(らかんぼう)とゆう商品名で販売していた無名異焼の顔人形です。

羅漢とは「さとり」のレベルに達したお釈迦様のお弟子さんのことだそうです。表情はひとつひとつ丁寧に手彫りされていて、愛嬌のある目に惹かれてついつい手に取っていました。

すると店員さんが、「これを花瓶の水の中に入れておくと、切り花が長持ちするんですって」と教えてくれました。

え?なんで?ということで、実験心に火が付き即購入!

枯れやすい花と言えばガーベラ。そして、夏らしくひまわりの2種類を生けました。花瓶代わりの2つのビーカーに100mlの水道水を入れ、片方には羅漢坊さんも入れて、1週間実験開始!

1日目

お水の中の羅漢坊さん

2日目

変化なし

3日目

急にガーベラが・・・

5日目

ガーベラ両方・・・
茎を短くカット!

7日目

ひまわりも枯れ気味

7日間実験終了!

はい、間違いなく切り花は羅漢坊さん入りの方が長持ちし、水もきれいなままでした!ほんとにすごい効果アリ!

無名異焼は酸化鉄を多く含む土を使っています。この独特の赤茶色の焼き色は鉄を含むからなんですね。土に含まれる成分の何らかの効果により、切り花の栄養補給を阻害するバクテリアなどが繁殖しづらい環境になるのでしょうか。だから水もきれいなまま…と予想はできますが、どうやら化学の分野?の気がします。化学は大の苦手ではありますが、おもしろそうなのでもう少し調べてみようと思います。

身近な科学に触れるとなんかワクワク!…という気持ちに改めてなることができたので、2024年夏の思い出第1位は「羅漢坊さんとの出会い」に決定です!

事業課 企画グループ  W