職場体験レポート(2025年7月)①

今月は鳥屋野中学校2年生、高志中等教育学校2年生の生徒さんが職場体験に来てくれました。

両校ともに2日間かけて体験していただいたのですが、体験日は毎日快晴で開館前の館内はとにかく暑い!水分補給など熱中症対策もしながら、開館前の準備作業や工作の見本作り、ミュージアムショップの商品ポップ作りなど、いろいろなお仕事を体験していただきました。

今回も皆さんに展示紹介文を考えていただいたのでご紹介します。

まずは鳥屋野中学校の皆さんです。(以下、原文ママ 写真は生徒撮影によるもの)


「恐竜が残した物」

私が気になった展示物は恐竜のひふの化石です。

「親子恐竜マイアサウラ劇場」の後ろ、恐竜の頭がい骨のとなりに、恐竜のひふの化石が展示されています。

恐竜のひふの化石は、恐竜が死んだ後、ひふが地中に埋もれ、長い年月をかけて周囲の鉱物と置き換わることで、化石になります。

恐竜の化石のほかにも古生代の生物の化石などがあります。「マイアサウラ劇場」の後ろにあるので、多くの人が見逃していることがあると思います。化石ができる過程や、昔の生き物がどのように生きていたのかがわかります。

そして、私が恐竜のひふの化石が気になった理由は、展示されていたひふの化石は、本物のひふのような形が残っていて、じっさいに恐竜が生きていた時代にいるように感じて、興味がわいたからです。

そして恐竜の頭がい骨の化石は、じっさいの恐竜の頭の大きさや、歯の大きさなどがどのくらいだったのかがわかります。

昔の生き物に興味がある人は、ぜひ見にいってみてください。


「無数のコース」

みなさんは3階の自然の科学にある、自分でコースを作り好きなところからボールを転がす展示があるのを知っていますか?

知っている人とやったことのある人はかなり多いのではないでしょうか?ただボールを転がすだけの展示ではなく、最初に行ったときのように自分でコースやスタート地点なども決められて、何通りものコースを作ることができるし、ボールの速度までも表示してくれるので、一番速い速度を出そうとコース選択することも可能なので、子どもから物理が得意な中高年の人にも楽しめるような展示になっていて、かなりおすすめの展示物です。

この展示は中学3年生レベルの理科の要素がふくまれていて、その内容をしることができれば一番速い速度を出すこともできるし、一番遅い速度や自分が出したい速度を出すこともできるはずです。

このように、自分の好きなように速度を調整し、コースやボールスタート地点の場所などを調整していくこともこの展示の魅力だと思っています。

みなさんも、中学3年生の理科の要素と内容を理解し、この展示の2つの魅力にふれてみてください。


「恐竜が生きていた時代」

みなさんは、恐竜が生きていた時代について知っていますか?興味がもとからある人も、興味がなく全然わからない人もいると思います。そんな人たちにおすすめなのは、マイアサウラ劇場です。

このマイアサウラ劇場は、マイアサウラの親子の冒険を上映しています。このストーリーの中にはいろいろな恐竜が出てきて、ティラノサウルスやトリケラトプスが登場します。恐竜たちはセリフに応じて、動いて迫力があってとても面白かったです。特に年少や年中の子などに楽しめる内容になっています。

マイアサウラ劇場以外でも、化石を見ることだけでなくさわって楽しむことができます。本物の化石がたくさんあって、一つ一つさわってみるのもいいと思います。僕の一番おすすめなのは珪化木です。

この珪化木は、土の中に埋まった木の組織の中に、鉱物を含んだ水がしみこみできたものです。しかもジュラ紀のものでとてもきれいなものなので、ぜひ自然科学館に来たら見てみてください。


「月への軌跡」

みなさんは、月に到達したロケットがいくつあるのか、そしてどんな名前のロケットなのか知っていますか?ぼくが紹介する展示は、それを知ることができます。

この展示は、2階の自然の科学にあります。立体の月がゆっくり回っていて、ところどころにロケットが到達した場所が書いてあって、ボタンを押すと到達したところが光ります。

ボタンの左にロケットの名前が書いてあるので、どの場所にどのロケットが到達したのかを知ることができて、とても便利です。

それに、月のクレーターなど細部まで見ることができて、本物の月を見ているみたいになります。その他にも、ロケットのかたち、月と地球の比較、月について説明など、たくさんの情報が書いてあり、とても分かりやすいです。これを見て、少し月などの星について興味がわきました。

みなさんも、自然科学館に来たらこの展示を見て、月についてよく知ってみてください。