みなさんこんにちは。にこやか個装です。
寒いですね!雪ですね!
この時期,新潟市でも記録的な大雪になることもしばしば…。
昨年は,出勤時は雪がなかったのに,勤務が終わり「よし,帰ろう!」と館の外に出たらあたり一面,銀世界でした…。
そして,我が家の周辺も,こんな状態に…!(涙)
新潟県を含む日本海沿岸の地域は,世界有数の豪雪地帯と呼ばれています。
そこで今回は,「なぜ日本海沿岸では雪がたくさん降るのか」についてお話しようと思います。
日本海側で大雪となる理由は「季節風」と「暖流」にあります。
冬には,冷たく乾いた季節風が,大陸から日本海に向けて吹いてきます。日本海に流れてくる暖流によって季節風は,熱と水蒸気を得て,暖かく湿った空気になります。
すると,大気の状態が不安定となり氷のツブをたくさん含んだ「積雲」が,モクモクと発達します。
この氷のツブが,雪や雨の正体です。
出来上がった積雲は,季節風に流されて,陸に上陸します。季節風が強いほど,積雲はどんどん内陸に流され,やがて山にぶつかります。山によって雲が上空に持ち上げられると,さらに空気が冷やされ雲の中の氷のツブが増えます。
また,陸上では,熱や水蒸気が得られないので,積雲は徐々に弱っていき氷のツブが,雪として地上に落下してきます。これにより,山沿いで大雪となるのです。
年々,降雪量は減ってきているそうですが,今年はどうなるのでしょうか。
また,新潟市でも大雪が降るんでしょうか…?
大雪になると,交通機関のマヒや車の立ち往生など,たくさんのトラブルが起こります。
除雪作業も,重労働で大変です。
今年は,昨年のようなドカ雪とならないよう,切に願います…。
皆さんも,降雪の多い時はくれぐれもお気を付けください。それでは!
インタープリター・にこやか個装
≪参考≫
「日本の気候」
著 / 倉嶋 厚
出版 / 古今書院
初版 / 1966年5月25日