先日、当館に大量の琥珀(コパル)が届きました。
今月行われる春の特別展関連企画「太古のタイムカプセル?琥珀(コパル)の標本を作ろう!!」に使うものです。
ところで「琥珀」って、何でできていると思いますか?実は、太古の地球に生息していた樹木の樹脂が土砂などに埋もれて化石化したものなんです。
そして今回科学館に届いた「コパル」とは、まだ樹脂の性質が残っていて完全に化石化していない「若い琥珀」のことを「コパル」や「コーパル(Copal)」と呼びます。
一言に「琥珀(コパル)」と言っても、形が一つ一つ違います。
色も一つ一つ微妙に違います。
磨いてみると…虫や植物の欠片が入っていることがあります。
遠い昔に地球上に生息していた虫や植物たちを観察することができます。まるで太古のタイムカプセルみたいですね!
某映画では、琥珀の中に閉じ込められた「恐竜の血液を吸った蚊」から恐竜のDNAを抽出し、恐竜を現代に蘇らせていました。映画のように生きた恐竜を蘇らせることはできませんが、現在開催中の春の特別展「恐竜展」では最新の科学が解き明かした恐竜の姿を見ることができます。全高3.7メートルの「ティラノサウルスの全身骨格」は大迫力です!
5月12日(日)まで開催の「恐竜展」、皆様のお越しをお待ちしております!
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