さて、みなさんはこの知恵の輪に挑戦したことはありますか?
こちらは、離れている2つのリングを・・・
このように、どちらか一方に集めるという知恵の輪です。
当館でも出していますが、なんと旅行で行ったアメリカの2つの科学館でも、この知恵の輪を発見!様々な知恵の輪がある中、行った先のどちらにもあるなんてビックリです。
「アメリカの科学館には、必ずこれがあるのかも!?」と2館しか見ていないのに考えてしまいました。
この知恵の輪について調べてみると、ヨーロッパや北アメリカで、数百年にもわたり遊ばれており、日本では江戸時代にリングが男女の人形になったものが作られていたとのこと。
また、『伝説』によれば、あるアフリカの民族が似たようなものを愛好していたそうです。
とても長い間、多くの国で遊ばれてきた知恵の輪でした。
しかも、伝説にまで残っているなんてすごい!
「長く親しまれてきた知恵の輪だから2館でも展示をし、ひょっとしたら、多くのアメリカの科学館でも展示しているのかも」とやっぱり考えてしまいます。
『知恵の輪』は2・3世紀に中国で発明されたともいわれ、とても古い歴史を持つパズルです。現在では様々な形のものが誕生し、いろいろなところで見かけますよね。
当館でも今回ご紹介したもの以外に、簡単なものから難しいものまで展示しています。
そして、8月からは「知恵の輪の実演」も行っています。
実演では実際に、このような知恵の輪に挑戦していただきます。
これまで数回実施したところ、参加されたみなさん、かなり真剣!
制限時間を設けているのですが、終了の声を掛けるのも躊躇してしまうほどです。
ちなみに、物理学者のアインシュタインも知恵の輪のファンだったそうです。
みなさんもハマるかもしれませんよ。当館で挑戦してみませんか?
なお、知恵の輪の実演は実施日が決まっています。
参加ご希望の方は実演日をご確認ください。
(都合により変更や中止の場合があります。あらかじめご了承ください。)
みなさんの挑戦をお待ちしております!
インタープリター T
<参考>
・パズル その全宇宙
著:ジェリー・スローカム ジャック・ボタマンズ 訳:芦ケ原伸之 出版社:日本テレビ
・パズルの世界
著:ジェリー・スローカム ジャック・ボタマンズ 訳:芦ケ原伸之 出版社:日経サイエンス社
・PLAY PUZZLEパズルの百科
著:高木茂雄 出版社:平凡社