《用意するもの》
植物の茎、カッター(あれば木工用ノコギリ)、紙やすり、ストロー洗いブラシ、食器用洗剤、鍋
《茎探し》
ストローを作るには、茎の中が空洞の植物を見つけます。しかも、何度も使えるように強度があるものがいいです。ストロー(Straw)は日本語にすると麦。麦はイネ科の植物ですが、身近にあるイネ科の植物を調べてみるとススキ、ヨシ、オギなどがあるようです。
そこで、水辺によく生えているヨシを探し、落ちている枯れた茎を拾いました。触ってみると分かりますが、固くて丈夫そうな茎がおすすめです。
![](https://sciencemuseum.jp/cp-bin/wordpress/wp-content/uploads/2023/11/d200425-1.jpg)
そこで、水辺によく生えているヨシを探し、落ちている枯れた茎を拾いました。触ってみると分かりますが、固くて丈夫そうな茎がおすすめです。
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陸と水の境目が分かりづらいので足元に注意
《作り方》
1.拾ってきた茎をお好みのストローの長さに切ります。(茎には手で簡単にポキッと折れる部分があるので、切る必要がない場合もあります。)
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2.口に当たった時に痛くないように、ギザギザの切り口を紙やすりで磨いて滑らかにします。
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3.100円ショップなどで売っているストロー洗いブラシを使って、茎の中をキレイにします。
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4.食器用洗剤でよく洗います。茎についている汚れが落ちて、植物特有のいいツヤがでます。
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5.10分以上煮沸して、消毒します。
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6.よく乾燥させたら、完成!
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《使ってみての感想》
無味無臭で飲み物の味を損ねることはありません。毎日洗って使っていますが、今のところは特に問題なく使えています。自分で作ったので愛着がわきますし、使ってみると口当たりの良さにびっくり。
プラスチック製品の削減につながることをできる範囲でやりたいと思っている今日この頃。一人一人が少しずつ、プラスチックごみの問題に取り組んでいけたらいいなーと思います。
もしヨシのような植物を見つけたら、皆さんもぜひ作ってみてくださいね。エコと植物の観察と工作が一度にできますね!
普及 鷲尾