『ニホンカモシカ』

自然の科学2階にある『ニホンカモシカ』の展示
みんな見たことあるかなー?

ニホンカモシカのはく製とスタッフ

「カモシカ」という名前から鹿の仲間のように思われますが
実は!ウシやヤギの仲間です。
鹿は角が生え変わりますが、カモシカはウシやヤギの仲間なので
生え変わる事はありません。

そして、ニホンカモシカは日本にしかいない貴重な動物なんですよ!

今回は、この『ニホンカモシカ』(以下カモシカ)について少しご紹介致します。

カモシカの剥製(はくせい)が山を背景に展示されているように、カモシカは日本本州、四国、九州の標高500mから2000mの山岳地帯に生息しています。

ニホンカモシカのはく製

カモシカの平均体長は100~130cm
体重は30~40㎏と子牛くらいの大きさです。
体色は、白色、灰色、灰褐色、黒色など
地域や個体によって大きく異なります。
えさは主に木の芽や、葉、樹皮、果実などの植物食。
おとなしい性格なので、人を襲ってきたりはしません
(危害を加えたら別ですよ!)

また、1934年に国の天然記念物に指定されましたが
戦後の密猟によって個体数が減少し
1955年には特別天然記念物に指定されました。

とっても貴重な動物なんですね!

去年の秋に五頭山に登った時、3合目辺りの岩場で
仁王立ちするカモシカに出会いました。

微動だにせず、じっとこちらを見ている立ち姿は
まさにジブリ「もののけ姫」に出てくるシシ神様のようでしたよ。

自然の科学2階のブナ林にも『ニホンカモシカ』がいます。

自然の科学 ブナ林

さあ!どこにいるかなー?
みんな探しにきてね! 待ってるよー♪

インタープリター伊藤