第二回「日食グラスの使い方」
日食は、地球と月と太陽の宇宙での位置関係や、動いている様子をリアルタイムで実感できる面白い天文現象です。
しかし、強烈な光を放つ太陽の観察は、正しい方法で行わなければ目を痛めてしまい、最悪の場合失明をしてしまう可能性もあります。
道具を使って観察する時には、必ず「日食観察用」に作られたもので、正しい方法で行ってください。一般的なサングラスは絶対に使わないでください。
日食を安全に観察するための道具のひとつに「日食グラス」があります。
望遠鏡を扱っているお店や、大型の家電量販店などで売っていることが多いですよ。
※望遠鏡や双眼鏡などと組み合わせて使ってはいけません。
~使い方~
1.下を向いた状態で日食グラスを目の位置に合わせる
2.日食グラスをかざしたまま顔を上げ、太陽の方を向く
3.観察が終わったら、下を向いてから日食グラスをはずす
日食グラスを使っていても長い時間(目安は2,3分以上)続けて太陽を見ずに、目を休めてください。
日食グラスに書かれている使用方法をよく読んで、それに従って観察してくださいね。
「明後日の部分日食までに日食グラスを用意できそうにないよ…」という方のために、明日はお家で用意できるものを使った観察方法をご紹介します。