夏の暑さも和らぎ、秋らしい風を感じられるようになってきました。
当館の屋外展示場には、実がなる樹木があり、秋の味覚たちが樹々を賑わせています。
そこで今回は屋外展示場で見られる「秋」をご紹介します!
秋の味覚の代表「クリ」です。残念ながら、台風の影響で熟す前に落ちてしまったようです。
ヤマボウシの果肉には小さな種がたくさん入っていますが、味は甘く、マンゴーやバナナ、あけびの味に似ていると例えられます。赤くなると甘さが増し、ヤマボウシを使ったジャムや果実酒も作られています。
そのまま食べることはできませんが、アク抜きをしたトチの実をもち米と一緒に蒸してからついた「栃餅」は、ほのかな苦みが口に残る素朴な味が魅力的な秋の味覚です。
ツバキも実をつけていました。種は椿油の原料として有名です。
秋の風物詩ではありませんが、夏の忘れ物「セミの抜け殻」を発見しました。
この他にもカヤやマテバシイなどを様々な植物の実を観察することができました。
屋外展示場を一周しただけで、いろいろな秋の訪れを発見することができます。ぜひ、天気の良い日に秋を探してみてください!
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