当館の展示物をみていると、よく気づいたなあと思うものがいっぱいです。
その中の1つが潮汐発電です。
潮汐発電は、潮のみちひきの差を利用した発電方法です。
満潮の時に水を蓄えて、干潮の時に放流!
この時の水が移動する力でタービン(はね車)が回り、電気が作られます。
では、当館の展示で見てみましょう!
こちらが潮汐発電の展示です。
まずは満潮の状態を水槽の左側に作ります。
ボタンを押すと堰(せき)が下ります。
本当は、満潮時にせき止めますが、展示品では水の量を変えられないので、先に堰を下ろして、ポンプで水を移動させます。
すると、右側は干潮時の状態になりました。
十分にたまったら、堰をオープン!
すると、水位が高い方から低い方へと水が移動します。
この水の移動の力で、タービンが回って、発電機を動かしています!!!
できた電気の量は右の壁のメーターで確認!
全部、点いています!!!電気がちゃんとできています!!!
世界にはこれを利用した発電所もありますが、日本では、潮のみちひきの差がそれほど大きくないことや、生態系や環境への影響、経済性の問題などから普及は進んでいないようです。
でも、『潮のみちひきで発電ができる!』と思いつくなんて、すごいと思いませんか?
もしかしたら、みなさんの周りにも、すばらしい方法が隠れているのかも!?
いい発電の方法が見つかったら、教えてくださいね!
インタープリター T