皆さんは推しているものありますか?
私が今推しているのはこちら。今が旬の「トマト」です!

数年前、料理人の夫に「スーパーで買える一番おいしいトマトはどれ?」と聞いたところ、新潟県内でも有数のトマト産地、新潟市北区にある「ハシモト農園」さんのトマトを教えてくれました。
食べてみると強い甘みとバランスのとれた酸味があって味が濃く、果肉がしっかりしていてとってもおいしい!それからずっと私の一押しトマトです。
先日、ご厚意により農園見学をさせていただいたので、どうやっておいしいトマトを育てているのか皆さんにもご紹介します。
ハシモト農園さんでは、3棟のハウスで「桃太郎」という品種のトマトを約6,000本栽培しています。伺ったときの外気温は26℃ほどでしたが、ハウスの中は31℃、トマトのいい香りでいっぱいでした。

熟したトマトは朝のうちに収穫されており、うっすら色づいたトマトや成長中の青いトマトがたくさん実っていました。


トマトは茎の下の方から実っていくそうで、2m近い茎の下の方には大きな実が、てっぺんにはミニトマトより小さい青い実と黄色い花が咲いていました。

こんなにたくさんあると毎日の水やりも大変そう…と思いましたが、トマトは水を控えめにして育てることで甘さが増すため、水やりは週に1~2回程度、雨が降った時は水をあげないんだとか。ハシモト農園さんの土は保水力があるため、これで十分なんだそうです。
また、ハウス内の湿度が高いとトマトが病気になりやすくなってしまうため、畝と畝の間に籾殻をまいて湿気を吸収させているそうです。

水を上手にコントロールすることで、おいしいトマトになるんですね。
11月に種をまき、2月ごろに畑に植え替え、ようやく収穫を迎えたトマト。緑っぽくてまだ食べごろじゃないのでは?と思うかもしれませんが、トマトは追熟して実が赤くなっていくので、私たちがスーパーで購入するころには真っ赤なトマトになります。

トマトは一年中スーパーで買うことができますが、ハシモト農園さんのトマトは一番おいしい5月中旬から7月中旬くらいまでしか出荷されないため、食べられるのはたった2か月程度の短い間だけ。
今だけの推し活として、たくさん購入してたくさん食べようと思います!
(事務局 S)