ただいま新展示準備中!

みなさまこんにちは、いかがお過ごしでしょうか、企画担当Kです。最近のKの仕事はと言いますと、もくもくと新展示の準備に励んでおります。場所は当館1階にある『新潟県の移り変わり』。今月14日から新展示をオープンすべく、現在作業の追込み真っただ中です。

新展示のテーマは、ずばり『お米』。新潟と言ったら、やっぱりお米!ですよね。Kは白米大好きです。たまに白米に押し麦入れたり玄米入れたりしていますが、新潟県産の白米は本当に美味…!お供に焼きたらことか筋子があったら、もう十分贅沢飯と言えますよね。

この『お米』。今はたくさん収穫できていますが、遠い将来も同じようにおいしいお米が食べることができているのでしょうか?昨今地球は温暖化が叫ばれ、何も対策しなければ2100年には地球の平均気温が今より5℃近くも上昇すると予測されています。そうなると、熱帯で見られる植物が北海道など比較的寒い地域でも見られるようになってしまうくらい、身の周りにある生態系が大きく変わってしまいます。つまり、今この新潟でたくさん収穫できているお米もうまく育たなくなって、「100年後は今と同じおいしいお米が食べられない!」という状況に陥ってしまう恐れがあるということなのです。

ではどうしたら?そのヒントを探っていくのが、今回の新展示『ビューティフル・ライス』です(「ライフ」じゃありませんよ、「ライス」です)。

お米にふくまれている栄養は、いったいどこから来ているのか?実は私たちの暮らしが生み出しているのかも!?お米をつくり、収穫し、食べて…という一連の流れを、米づくりに欠かせない栄養を示す『養分玉』たちと一緒に見て回ってくださいね。

そして何より知っていただきたいのは、新潟県で収穫されるお米のこと。近年新しく登場した品種『新之助』。みなさんはもう食べていますか?この品種がなぜ誕生したのか?実はこれも、“遠い将来も同じようにおいしいお米が食べられること”とつながっています。パネルで紹介していますので、ぜひご覧ください!

では、みなさんに新展示を楽しんでいただけるよう、作業の続きに行ってきます。

企画 K


≪参考≫
JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター
世界平均気温の変化予測(観測と予測) https://www.jccca.org/download/43044