先日、屋外展示場等に掛けていた鳥の巣箱を外しました。
3月の初頭に巣箱を掛け、巣箱周辺でシジュウカラの姿は見られるものの今年は巣材を運ぶ様子はほとんど見られませんでした…
出典:ズカンドットコム
ただ、実際に運ぶ姿を目にしなくても巣箱の底に空けてある穴で利用されているかがわかります。シジュウカラはまず大量のコケ等を巣箱に敷き詰めるため底の穴が塞がるのです。
結局6個の巣箱の内2個は繁殖期になってもこの穴が塞がることはありませんでした。
秋になり巣箱を外し、蓋を開ける時はいつもドキドキします!
昨年は巣箱を開けて出てきたものは…
大量の「蛾」です!!
なので、いろいろな意味でドキドキなのです。
まず、一つ目の巣箱は…
コケがたくさん敷き詰められていました!
フカフカで気持ちよさそうですよね。
ただ、途中で巣作りは止めてしまったようです。
二つ目、三つ目の巣箱は残念ながら空っぽ…
四つ目の巣箱は…
コケだけでなく卵を産む「産座(さんざ)」らしきものが作られていますが、子育てには至ってないと思われます。
五つ目の巣箱は…
この巣箱はシジュウカラが頻繁に出入りし、ヒナの鳴き声も確認できていました。孵化しない卵もあったのか、左上の白い塊は割れた卵の殻がありました。
最後六つ目の巣箱は…
この巣箱はシジュウカラ等の出入りを一度も確認できておらず、
正直なところ全く期待していませんでした。
しかし、期待に反して綺麗に巣が作られていて驚きました!
実はこの巣箱の近くで巣立ったばかりのヒナを見かけたことがあったのですが、この巣箱から飛び立った仔たちだったのかもしれません。
この様に様々な状態の巣箱によって
いくつかの新たな発見をさせてもらいました。
来年はどんな発見があるのか今から楽しみです。
(普及・J2)