先日、新潟清心女子中学校3年生の生徒さんが3名、職場体験に来てくれました。
最初はとても緊張したそうですが、スタッフが行う実演プログラムのリハーサル見学やプラネタリウムを観覧するお客様のお迎えなど、楽しく体験してくれたようです。
今回も皆さんに展示紹介文を考えていただいたのでご紹介します。
(以下、原文ママ 写真は生徒撮影によるもの)
「むかーしむかしの海の中」
みなさん、「親子恐竜マイアサウラ劇場」の後ろに海に関する展示があることをご存知ですか?知っている方でも、この展示をじっくり見たことのある人は少ないのではないでしょうか。実は、2階自然の科学エリアには恐竜だけでなく、昔のサンゴ礁の展示がたくさんあります。
3億5千万年前、まだ日本列島がなかった頃、海洋底には海底火山がそびえ、その上にきれいな海がありました。たくさんの石灰藻類が繁茂し、サンゴ礁が形成されていました。「サンゴ礁」といっても、今のサンゴ礁とは少し異なる見た目だったそうです。
サンゴ礁の様子の展示のほか、古生代の生物であったウミユリや三葉虫の化石などの展示もあります。触れることのできるウミユリの化石もあります。
わずか十数メートルの展示ですが、見ごたえ、触りごたえ抜群の展示がたくさんあります。ぜひ立ち止まり、じっくり楽しんでみてください!
「生命球」
カラクリ仕掛けの人形や、いろいろな生き物を組み合わせた空想の生き物はお好きですか?
今回は入ってすぐの大きな展示、「生命球」を紹介します。
こちらは井村隆作の巨大なからくりです。下にあるのは地球の深いところにあるマグマとそれが噴き出す様子にも見える土台です。
赤いライトと淡い青紫色のライト、それから周りの噴火のような色の変化するライトで力強い生命力を感じます。
また、上方には魚のようなカラクリがあります。どれも羽やプロペラ、ギアなどが付いており、ファンタジーの世界のような魅力であふれています。
ところで、この魚たち、一つずつ名前があることをご存知ですか?もし気になったら案内カウンターで聞いてみてください。私のイチオシはシーラカンスの様な見た目のシーラカンたちです。
中にキメラみたいな子が二人、ペダルを漕いでいてすごく可愛いです。ぜひ、よくご覧ください。
「幻覚の森 チェシャーネコ」
私たちは、生活の中で様々なことを見たり聞いたり触れたりしながら、考え行動します。さまざまな体験装置の中で紹介するのは、「視覚」を使い体験する「チェシャーネコ」という装置です。
はじめに、鏡を黄色の線に合わせます。次に、左手を壁の真ん中に置いてください。最後に、ひたいをつけて穴から猫の顔をのぞきながら、左手を動かしてみてください。…すると猫の顔が消えてなくなります。まっすぐ猫の顔を見ているはずなのに、動いている左手がうつって猫が消えてしまうなんて不思議ですよね。
人の目は、動いている物の方に自然と焦点が合ってしまうので、猫の顔が消えてなくなってしまったように見えるそうです。視力や利き目によって感じやすさが変わるので、分かりづらかった方は次は見方を変えて感覚の世界に挑戦してみてください。
気づかずに通り過ぎてしまうかも?といった展示をクローズアップしてくれました。ご来館の際はぜひ各展示の前で足を止め、注目してみてくださいね。
新潟清心女子中学校の皆さん、お疲れさまでした!
(事務局スタッフ)