メダカ池の厄介者

自然科学館の屋外展示場には2つの池があります。
手前に見える池は「メダカ池」。
たくさんのメダカを見ることができます。
池に近づくとポチャン、ポチャンとあちらこちらから池に何かが飛び込む音が聞こえてきます。

池の中を見ると…体長5㎝ほどのカエルです。

この日は最低気温が10℃と低かったせいなのか、日の当たる草むらに集まるカエルも見られました。
10匹くらい集まっているようです。

近づくとすぐに池に飛び込んでしまいますが、しばらくすると池から上がってきて、また集まります。
池には50匹くらいのカエルがいます。写真のように集まるカエルもいれば、単独で草むらにいたり、水中からなかなか出てこないものなど様々です。
観察しているのはおもしろいのですが、このカエル、特定外来生物に指定されている「ウシガエル」です!

「厄介者」のカエルなのです…

今はかわいく見えなくもないのですが、やがて大人の手のひらくらいの大きさになってしまいます。

このままでは池のメダカや、他の生き物たちがウシガエルの餌食になってしまいます。放ってはおくことはできないので、今後何らかの対策を講じていかなくてはなりません。

 

(企画 J2)