みなさんこんにちは。プラネタリウム解説員のわさわです。ジメジメした日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
7月に入りもうすぐ七夕という事で、プラネタリウムロビーでは七夕の笹を飾っています。

スタッフで飾りつけをして素敵に仕上がりました!飾りをよく見ると、織姫と彦星の人形が隠れていますよ。
♢夜空で織姫と彦星を探してみよう♢
七夕物語によれば織姫と彦星は一年に一度、七夕の日にだけ会うことができるとされています。
二人が会える七夕が近づいて来たこの時期、夜空でも織姫と彦星を見つける事ができますよ。
夜9時頃、東の空には夏の大三角が昇っています。3つの明るい星を繋いでできる鋭い三角形です。夏の大三角の星はどれも明るいので、晴れていれば街中からでも簡単に見つける事ができます。

夏の大三角を作る星はこと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブです。
この3つの星のうち、一番明るく見えるベガは織姫に、鋭い角を作るアルタイルは彦星に見立てられています。
♢織姫と彦星はどのくらい離れているの?♢
物語の中では一年に一度出会うことができる織姫と彦星ですが、実際の空ではベガとアルタイルが移動することはなく、一年に一度近づいて見えるというわけではないのです。
実際、ベガとアルタイルはおよそ14光年も離れています。14光年とは、この世で一番速い「光の速さ」で向かっても、およそ14年かかる距離です。
もし仮に、彦星が光の速さで織姫のもとへ向かったとしても、たどりつくまでには14年もかかってしまうんです。
ちなみに14光年をkm(キロメートル)にするとおよそ132兆4400億km!織姫と彦星は超遠距離恋愛をしているんですね。

七夕の日を過ぎても、織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)を見ることができます。晴れた日は夜空で輝く七夕の星と共に夏の星座を楽しんでみてはいかがでしょうか。
プラネタリウム解説員 わさわ
<参考>
国立天文台. “七夕について教えて”,https://www.nao.ac.jp/faq/a0309.html , (参照:2026年6月22日).
